吉宗指圧治療院 | 日記 | ■ 日本人なら知っておくべき原油安のこと（長文注意

■ 日本人なら知っておくべき原油安のこと

(´・ω・`) . ｡o O（今日は原油安について書く）
最近、ガソリンが安くなっていますね。
原因は、原油がとても安くなっているから！とのこと。
なんで、安くなっているのかには、いくつかの原因があって・・。


まず一つ目。
OPECが、急増するアメリカのシェールガスに対抗している為。
OPECが何をしているのか？というと、減産しないでいる。
次の二つ目の理由で述べるとおり、世界での原油需要が下がっている。
ので、需要が下がっているのに、減産しなかったら原油価格は下がる。
需要と供給の古典的な市場の関係ですね。

これで、OPECは多少の損はする。
（中近東の産油国としては若干利益が減る程度。）
アメリカのシェールガスやオイルは、利益がゼロかマイナスになる。
（アメリカでは倒産会社が出始めた。）
OPECは市場でのシェア確保と、対抗勢力であるシェールガスを弱めることに成功した。

二つ目。
クリミアで始まった、ユーロVSロシアの紛争。
ユーロはユーロ圏拡大の一環で、ウクライナに手を伸ばす。
ロシアは、黒海にある海軍基地を手放せないから対抗する。
で、紛争勃発。
お互いに経済制裁を行い、現地では紛争が続く。
ユーロは、クリミア経由の燃料資源が手に入らなくなる。
ロシアは、欧州経由の食料他が手に入らなくなる。
流通が停止し、経済が滞り、景気は後退する。
景気が悪くなれば、原油資源の需要は低下する。
結果、原油価格は、さらに下落する。

この紛争が終わらない限り、欧州経済の復活はない。
そして、原油安の基調は変わらない。
先進国である欧州の経済停滞＝経済制裁が終わらないのだから。

三つ目以降は、需要減になる要因＝景気後退が世界で多発していること。
・原油輸出国（原油輸出で国家財政を運営している国）が財政難に。
南米のベネズエラは、輸出の95％を石油に頼っている。
この１年で、原油価格は５０％以上下落。
結果、国家の財政収入が半分減ったことに！！
（物資の配給制まで始まったそうです）
市場では、デフォルトが起きることも想定しはじめています。
・欧州は、ギリシャ問題が継続。
クリミア紛争でも景気停滞している。
その上、ＰＩＩＧＳの経済危機も未だに継続中。
特にギリシャ問題の再浮上は、どうにもならず。
緊縮財政を止める左派が、選挙で第一党になっちゃったからねぇ。
・BRICs他、途上国の景気も今一あがらず・・。
BRICs他、途上国の景気向上が一段落。
どころではなくて、下降中の所が出る始末。
中国のバブル崩壊や、インドの法整備やエネルギー資源他インフラ整備遅れ。
発展したくでも、色々準備が足りなくて、足踏みしたり、後退したり。

他、沢山のマイナス要因が重なって、原油は安くなっています。
私たちは、世界ＴＯＰ３の経済大国にいます。
多少は、世界経済の動向を知っておいたほうが良いです。
というわけで、今回の日記になりました。


以上、秋葉原の経済指圧師、吉宗でした。

それでは、皆様。
お疲れになる前に、大丈夫なうちに指圧を受けて。
健康な日常を、維持していきましょう！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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それでは、皆様、本日も健康で過ごせられますように。
良い一日をお過ごし下さい。